私は新人時代毎日のように泣いていたんだ・・・
いつもお局にいじめられて可哀想だったなぁ。
けどある時から何か変わったよね・・・?
私は新人時代に、注意されては泣いて、慰めてもらっては泣いて、褒めてもらっては泣いて・・・と毎日のように泣いていました。
そんな私は今看護師4年目。3年目あたりから涙を流すことはなくなりました。
3年目の中盤まで一番厄介なお局に目をつけられ、いじめとも取れるようなことを受けていた私ですが、徐々にメンタルを強くしていきました。
この記事では、新人・若手看護師はそもそもなぜメンタルが弱いのか?とメンタルを強くする方法、実際の体験談を紹介しています。
ぜひ気になるところをチェックしてみてください。
新人・若手看護師のメンタルの特徴:「お豆腐メンタル」
この記事を読んでくださっている方は新人看護師、または2〜3年目の若手の方が多いかもしれません。
この年代の看護師のメンタルの特徴は「お豆腐メンタル」であること。
お豆腐メンタルとはいわゆる、お豆腐のように少しつついただけですぐに崩れてしまうメンタルのことです。
先輩に少し注意を受けたくらいで落ち込んではいませんか?
落ち込みは切り替えができないと、やがてそれが積もって適応障害やうつ病発症につながってしまうこともあるので、上手に切り替えることが大切です。
そもそもなぜ新人・若手看護師はメンタルが弱くなりやすいのか?その原因を知りましょう。解決には原因を知ることがまず第一歩です。
なぜお豆腐メンタルになるのか?それは自信がないから
新人・若手看護師が弱いメンタルになるのには理由があります。
それは、自信がないからが一番大きな理由だと思います。
知識がない
看護学校で何百時間と学んできた内容は、国家試験合格とともにスッと抜けてしまいますよね。
また、学校で学んできたことや国家試験の内容はもちろん生かされますが、臨床に出てみると新しくみる症例や機械類もたくさんあります。
また、2年目3年目と重ねていっても知らないことはたくさん出てきます。先輩方にとって当たり前の知識も、私たち若手にとっては初めましてと言うこともありますよね。
知識がないと、「やばい!わからない!何を観察したらいいの?!」となってしまい、結果として自信のなさにつながってしまいます。
経験が浅い
知識がないことに加えて、経験が浅いのも自信のなさになりますよね。
看護技術というのは一度や二度やったからといって身につくものではありません。何度もやってトライアンドエラーを繰り返すことによって定着していくものです。
自分が「やりたくないな」と思うものは大抵自信がないものです。
やりたくないものこそたくさんやっていくことをお勧めします。
アセスメントが薄い
アセスメントは知識・経験で成長していくものですが、若手時代は知識も経験も浅いので同時にアセスメントも薄くなってしまうのは当たり前です。
アセスメントが薄いと、申し送りの時や相談をした際に「アセスメントが足りない」と言われてしまうんですよね・・・。
ミスや抜け、インシデントが多い
これは、とっても厄介なものなのですがミスや抜け・インシデントが多いということです。
なぜ厄介かというと、一度起こすと恐怖心と罪悪感に苛まれて一時的な鬱状態になるからです。
インシデントをおこす→落ち込む→周りに知られる→周りの目が気になる→何をするにも怖くなる→普段できることもできなくなる→またインシデントをおこす→落ち込む
という負の連鎖を繰り返します。
また、記録やケアの抜けが発生しやすいのもの特徴です。
まさに私はこれでした。2年目でたくさん繰り返して、師長に呼び出されました。
あの時は本当に鬱になるかと思ったなぁ・・・。
メンタルを強くするたった2つの方法
新人・若手看護師は以上の理由からメンタルが弱くなりがちですが、どうしたらメンタルを強く持って仕事を続けられるでしょうか?
私が個人的に思うたった2つの方法を皆さんにお伝えしたいと思います。
これさえクリアすれば、今自信がないあなたもきっと鋼のメンタルを手に入れられると思います。
1.自信が大切!自信をつけるために必要なこと
先ほど、お豆腐メンタルになる理由は「自信がないから」と述べましたが、まずはそこをクリアしましょう。
では、自信をつけるためにはどうしたら良いのでしょうか?
以下は自信をつけるために必要なこと3つです。
①ひたすら勉強して正しい知識をつける&○○をして無言のアピールをする
知識というのは最強の武器になります。知識があれば「知っている」という自信になります。質問された時に答えられると「勉強しているんだね」と先輩から認めてもらえます。
知識がつくと、アセスメントの幅も広がります。
そして、ぜひやってみてほしいことがあります。これをやれば無言のアピールをすることができます。
それは「勉強したことをまとめたノートをみんなに見えるように持ち歩くこと」
これは超絶効果大です。知識が定着していなくても、これをやるだけで「この子はちゃんと勉強していて偉い!」とみられます。
そして、先輩からは「しっかり勉強してくる子」というレッテルを獲得できます。
②良好な人間関係 ポイントは「笑顔、素直さと愛想、ごますり」
いつも先輩に怯えながらビクビクしている人よりも、先輩と良好な人間関係を構築してニコニコしている人の方が自信がつきます。
では、良好な人間関係を築くにはどうしたら良いでしょうか?
ポイントは、「笑顔、素直さと愛想、ゴマスリ」です。
とにかく若い子は笑顔が大切です。仕事はできなくても、笑顔だけは意識しましょう。笑顔で挨拶をする、先輩から頼まれたことを笑顔で引き受ける、笑顔で患者さんと接する。これだけで印象は変わります。
素直さと愛想についてですが、自分が不安なことをそのままにしたりやらかしてしまったことをコソコソと隠蔽したり強がったりするような真似はしないでくださいね。
わからないことや不安なことは「ここまではわかったのですが(やったのですが)、ここがわかりません、できません」「間違ってミスしてしまいました。すみませんでした、気をつけます!」などと誠実な姿勢をみせることが大切です。
笑顔で愛想を良くしていると、うまく世を渡っていけます。
ゴマスリについてですが、先輩の良いところや憧れているところをさらっと言ってみましょう。年齢関係なく、人は褒められると気分が良くなります。先輩をできるだけヨイショして、気分良くさせましょう。
適度にね!やりすぎは逆効果だよ
③たくさん工夫して抜けやミスを減らす
メンタルには波があると思います。みなさんそれぞれ心の中で自分のメンタル曲線を描くことできると思います。
せっかく順調に進んでいる時にやってくるのがミスや抜け、インシデント。
これらは、一気に自分を自信喪失に追い込んでしまう危険な要因です。
一度ミスしたことは二度と起こさない覚悟で、たくさん工夫をしたり先輩に改善方法を相談したりして減らしていきましょう。
ミスは隠しても無駄です。一瞬で広まります。
インシデントを起こしてしまって落ち込む気持ちはとってもよくわかります。ですが、落ち込むと負の連鎖が始まって、より大きなインシデントを起こしかねません。
こういうことを発信するのは良くないと思いますし、批判を受けかねませんが、究極は「死んでないから大丈夫」と自分に言い聞かせて乗り越えましょう。(反省は必要です)
インシデントを起こしたということ自体が自分をかなり反省させるので、何度も自分を責めないでくださいね。
2.「うるせえこの野郎」と心の中で呟こう ちょっとバカにするくらいでいい!
これは、私の先輩がくれた言葉です。これも批判を受けかねませんが、究極の方法です。
職場の中には良い人もいれば悪い人もいます。お局なんかは特に面倒だと思います。
自分に注意してくる人や叱ってくる人は大抵年上ですよね。注意を受けたり、お叱りを受けた時、明らかに自分のミスだったら結構落ち込むと思います。
しかし、なるべく気を紛らわせて「うるせえこの野郎」と心中か小さな声で呟いて良いと思います。
相手のこと「うるせえな!この○○!」と思うマインドが大切です。
この二つをクリアできれば、あなたは鋼のメンタルを手に入れられるはずです。
最後に大切なこと:愚痴を言うこと
他にも大切なことがあります。それは愚痴を言うことです。
悪口を言えば自分に跳ね返ってくると言う言葉がありますが、看護師はそんなことを気にしてられません。
周りに聞かれないようにしてもらうのはもちろんです。同期や歳の近い人とぜひ愚痴をこぼしあってください。
愚痴を言うことで、「そう思っているのは自分だけじゃないんだ」と言う安心感が生まれたり、要注意な行動を共有することができます。
若手は、歳の近い人たちでぜひ愚痴を言い合ってストレスを発散してください。
看護師はメンタルが弱くなりがちですが、以上のことをぜひ実践し自信をつけて働けるようになると少し仕事が楽しくなると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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