応援ナース 応援先でインシデントを起こした!どうなる?

応援ナース

看護師をしている以上、インシデントはみなさん必ず通る道ですよね。

応援ナースとして働いている間にインシデントを起こしたらどのような対応になるのでしょうか?

今回は私の実体験をもとに解説していきたいと思います。

でん
でん

つい最近やらかしたので、記事にしてみたよ

インシデントとは

インシデントとは「重大な事件・事故に発展する可能性を持つ出来事や事件のこと」です。

患者・利用者さんに対して誤った医療行為をしようとしてしまったり、医療ミスになりかねない出来事のことですね。

これらが起こった場合、「インシデントレポート」を作成する必要があります。

インシデントレポートは、決して反省・始末書ではないことを理解しておく必要があります。

インシデントレポートの作成目的は、「インシデントの再発防止」になります。

インシデントを報告することはとても勇気がいることですし、罪悪感を抱えたり自信喪失・自己嫌悪になることが多いですよね。

しかし、しっかりと原因を突き止めて自分含め周りの人も同様のミスを起こさないように対策を練っていく必要があります。

応援を始めて1ヶ月でインシデントを起こしてしまった話

ここからは私の実体験をお話ししていきます。

私は応援ナースとして働き始めて1ヶ月が経った時、ついにやらかしてしまいました。

それは、休み明けの朝ポケットにボールペンやらハサミやらをセットしている時でした。

でん
でん

コッヘルがない。最後に使ったのは2日前膀胱洗浄のクランプだ

ポケットにコッヘルを入れて歩いているのですが、出勤時にないことに気がつきました。

最後に使ったのは2日前、ある方の膀胱洗浄時に使ったのでした。

恐る恐るナースステーションに行くと、自分宛にメモ書きが・・・。

○○さんにクランプ鉗子を使いましたか?○時に発見されています。血尿があったそうです。使用していれば、インシデントレポートの記入をお願いします」

心臓はバクバク。頭は真っ白になりました。

やってしまった・・・!」その日1日は罪悪感から仕事も上の空で、集中できませんでした。

病棟時代はクランプは使っていませんでしたが、応援先ではコスト削減という理由で生食500mlのボトルを250mlずつ他患者と分け、片方は滅菌ボウルを使用し、片方はボトルのまま使用していました。

つまり、生食をシリンジで吸い上げる時は両手が塞がるので、片手でカテーテルを保持して清潔を保つことができなかったのです。

他のナースはクランプせず行っていましたが、自分は不潔だなぁ〜という思いから使用していたのでした・・・。

現在、膀胱洗浄実施時にコッヘルやリスター等の鉗子を使うことはカテーテル破損の危険性があるため推奨されていません。

応援中のインシデント どのような対応になった?

上記のようなインシデントを起こしてしまいましたが、対応としては特に応援だからといって何か特別なことがあるわけではありません。

一般の正社員と同様にインシデントレポートを提出して、同様のミスを起こさないように対策をしていく方向になりました。

人間であれば誰でもミスはある

人間であれば誰でもミスをするのは当たり前です。完璧な人間などいません。

しかし、医療現場においてミスは患者さんの命に直結してしまうこともあります。

ですから、事前に起こりうるミスや間違いを予測してそうならないように行動していくことが必要です。

インシデントレポートを作成することによって、自分のどの行動が良くなかったのか、または環境や設備が問題となるのかを明らかにすることができます

インシデントを起こしてしまった時は正直本当に落ち込みますよね。

私も看護師2年目の時にインシデントを連続で起こしすぎて、師長と面談したこともありました。教育担当の先輩たちも一緒に対策を考えてくれ、抜けがないようにチェックリストを作ってくれたこともありました。

自分は無力な人間だ、看護師失格だ、などと思ってしまうこともあるかもしれません。

しかし、起こってしまった過去は変えられません。素直に反省し受け止めましょう。

そして、いつまでも引きずっていては更なるミスを起こしたりと仕事にも影響が出ますし、メンタルヘルス的にもよろしくありません。

うまく気持ちを切り替えられるように、考え方を変えたりリフレッシュをすることが大切です。

自分が行っている気持ちの切り替え方やリフレッシュの方法については後日詳しく投稿予定です。

最後に

応援中にインシデントを起こした際には、正社員と同様の対応であることがわかっていただけたかと思います。

インシデントに対してはマイナスイメージを持っている方が大半だと思います。

しかし、インシデントは自分の傾向うあ医療施設の問題点などを把握して改善するきっかけになるものでもあります。

改善されると、より働きやすい環境になったり、効率が良くなったりと患者さんだけではなく働く側にも利益になります。

うまく気持ちを切り替えて、自分自身の向上のきっかけと捉えていけたら良いですね!

最後まで読んでくださりありがとうございます!

でん
でん

もう絶対尿カテにコッヘル使わない

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