応援ナースと派遣ナース 育児休暇は取得できる?産前産後の休暇やもらえる給付金はどんなものがある?徹底解説!

応援ナース
かけ
かけ

でん〜将来子供はいつが良いかな?

でん
でん

うーん、今は応援だから無理だなぁ。

せっかくなら正社員になって育児休暇中給料がもらえた方がいいよね・・・。

現在応援ナース・派遣ナースの方、もしくはこれからこのような働き方を考えている方の中には将来結婚・出産というライフイベントが待っている方もいらっしゃると思います。

ここで知っておきたい女性にとってとっても大切なことがあります。

それは、育児休暇についてです。

今回の記事では応援ナースや派遣ナースとして働いている間に育児休暇は取得できるのか?産前産後の休暇や給付金はどんなものがあるの?という疑問を解決していきたいと思います!

結論:条件を満たせば派遣ナースは取得可能

結論から述べると、条件を満たせば派遣ナースでは取得可能となっています。

では条件とはどんなものがあるのでしょうか?

①同一の事業主に引き続き1年以上雇用されていること

②子が1歳6ヶ月に達する日までに労働契約(更新される場合には更新後の契約)の期間が満了することが明らかでないこと

②については少し文章が難しいのでわかりやすくいうと、「育休終了後も引き続き派遣更新の意思がある」ということになります。

反対に、派遣元での在籍期間が足りていなかったり、派遣看護師を続ける意思がなかったりする場合は育休を取得できないので注意が必要です。

ちなみにナースパワーに育児休暇についてお問合せをしてみたところ「②の条件に当てはまる案件の取り扱いをしたことが現時点ではないため、弊社で勤務いただいている派遣職員さんは育児休業給付金の対象とは基本なりません。」という返答でした。

応援ナースは取得できない?

応援ナースの場合、育休制度は利用できないそうです。

これから妊娠出産を考えている方は、応援ナースとして働くのは難しいと思われます。

産前産後の休暇・育児休暇制度について知ろう

ここまで育休について触れてきましたが、産前産後の休暇にはどのようなものがあるのでしょうか?その制度について解説していきたいと思います。

産休:産前6週間以内/産後8週間以内

産休は労働基準法で定められています。

産前は出産予定日を含む6週間(双子以上は14週間)以内。(本人が会社に申請する必要あり)

産後8週間以内。(本人の申請に関係なく6週間は就業させることはできない)

つまり、出産から6週間が経過後は本人が働くことを望んでおり、Drが支障ありません!と認めた場合に就業できるということです。

育休:満1歳まで取れる

育児休業(=育休)は子供が1歳の誕生日を迎える前日まで認められています。

※父母ともに育休を取得する場合:1歳2ヶ月まで取得期間が延長可能パパママ育休プラス制度)

ちなみに、育休を取得できない条件は以下のようなものがあります。

・雇用期間が1年未満である

・1年以内に雇用期間が終了する

・週の所定労働日数が2日以下である

現在派遣や応援ナースとして働いている方で、育児休暇を利用したい方は今後の働き方を再構築する必要がありますね!

手当にはどんなものがある?

休業中の賃金は就業規則により各々の施設で決まっていますが、有給とする規定がない場合は産休中・育休中いずれも無給にできます。

でん
でん

ヒェ〜恐ろしい!きちんと病院の規則を確認しないとダメだね!

無給の場合や給料が減ってしまう場合は、所定の条件を満たせば以下の給付金がもらえます。

でん
でん

あぁよかった!もらえないかと思ったけど、国がきちんと保障してくれるんだね!

産休中は「出産手当金」

所定の条件を満たした場合、産休中は健康保険から「出産手当金」が給付されます。

出産手当金で給付される金額は、過去12ヶ月の給料を基準として日給の2/3に相当する額と定められています。

つまり、月に20万もらっていた人だったら、産休中13.3万ほどはもらえるということですね。

育休中は「育児休業給付金」

育休中は育児・介護休業法によって雇用保険から「育児休業給付金」が給付されます。

育児休業給付金は、育児休業を開始してから180日目までは休業開始前の賃金の67%、181日目からは50%が支給されます。

つまり、月に20万もらっていた人だったら、育休中半年は13.4万円、半年以降は10万円もらえるということですね。

出産時:出産育児一時金(フリーランスでももらえる)

出産育児一時金」は健康保険から支給されるお金です。このお金はフリーランスであっても受け取ることができます。

金額は42万円です。

市役所などに申請することで、入院など出産にかかる費用のうち42万円が軽減されます。

児童手当

生まれてから中学卒業までの間は「児童手当」を受け取ることができます。

金額は3歳未満で一律15,000円です(夫婦のうちどちらかが年収833万以上の場合は制限あり)

児童手当の支給は申請の翌月からとなるため、子が生まれたら速やかに提出しましょう。

看護師として育児休暇を取得するなら正社員になるのが吉

このように、産前産後には様々な制度があり、もらえる給付金もあります。

派遣看護師としての働き方は、期間が決まっており気楽で、短期間でがっつり稼げるので非常に魅力的ですが、出産に関しての制度はまだまだ発展途上な印象です。

派遣看護師をしている方の中で、将来子育てを考えている方は正社員に切り替えることをおすすめします。

同じ職場で1年以上勤めていないと、育児休暇が取得できないためです。

また、フリーランスや専業主婦のお母さんでは、保育園の認定を受けにくいため様々な面から見ても子育てをするなら正社員でいると待遇が良くなります。

まとめ

派遣ナースは派遣会社によっては取得できる

応援ナースは取得できない可能性が高い

以上のことから、派遣や応援ナースは出産を控えている女性には向かないということがわかりましたね。

看護師はどこでも資格が使えるので一見自由度が高いように見えますが、出産や育児はなかなか大変な職業でもあります。これからもっと制度が増えて、金銭的に困らずに選択肢が増えていくことを期待しています。

皆さんの参考になれば幸いです。最後まで読んでくださりありがとうございました!

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